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色について語ってはいけない

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文 原田宗典、デザイン 原研哉、写真 藤井保 幻冬舎 1997年 (中古) するな、と言われると、したくなってしまう人間の性よ。 タイトルに惹かれてこれを読んでしまった人は、読み終えて顔を上げた瞬間から、色についての見え方や感じ方が変わってしまう。 この本はイッセイミヤケの昔のレーベル「im product」の、25年前のブランドブック。ある意味カタログ。だが、詩集の形を取っている。つまり、色についてだけでなく、世の中のカタログについての見方も変わってしまう。(こんな風に世の中のカタログが全部面白かったらいいのに。) 色についての詩が21編。im productの服やマフラーなどを着た黒いカラス(の着ぐるみ、と言っては元も子もないから、モデルと言っておこう)の写真の横に添えられて、進んでいく。 この詩のどれもがレトリックが効いていて、レトリックのカタログのようでもある。はじめの1つだけ引用させてもらう。 ある日 白から黒に伝言が届いた 内容はこうだ 「僕は君ではない」 翌日 黒から白に返答があった 内容はこうだ 「君は僕ではない」 こうして白と黒がはじめて目醒めた時 色は生まれた 遠い昔のことだ のっけから、こんな詩で始まってしまうから。読み進めないわけにはいかない。世の中にはこんなにも気の利いたものがあるのだ。 このすごい本がなぜこんなにすごいのか。布陣に理由があるのは明らか。詩は原田宗典さん、デザインは原研哉さん、写真は藤井保さん。僕は、コピーライター養成講座に通っていた大学院時代、98年に買った。コピーや文章の本として、最高峰。 時を経て、本屋を始めて、そこで販売することになろうとは思いもしなかったが、紹介するために改めて読んで、その頃には気づかなかったことに気づけて有難い。なんて、「色について語ってはいけない」について長く、語ってしまった。 最初の4冊、即日完売しましたので、ここに2冊追加で仕入れました。発売から25年経っていることに加え、表紙の紙がおそらく経年で痛みやすい性質のものと思われ、どれも全体的に薄く痛みがあります。個人的には、表紙カバーを外して本棚に並べておくというのもアリだと思います。(外した状態の写真もアップしました)それぞれの個別の状態は以下です。状態の説明と写真をくれぐれもよくご確認の上、お求めください A:帯なし。表紙、裏表紙、全体的に薄く汚れ。中はきれいです。 ―――――――――――――――――――――――― ◎商品はご注文当日~5営業日以内に発送します。 ※お盆休み(8/12-16)や年末年始(12/29-1/3)、  その他随時サイトに記載する臨時の休業を除きます。 ◎もちろんこの本にも、このおまけつきます。 https://goodtitlebooks.stores.jp/items/626351ef728954026de5013e

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