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コカコーラ・レッスン

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谷川俊太郎 著 思潮社 1980年 中古 レッスン。と名前に付くものには、名作や惹かれるものが多い気がしている。 北山耕平さんの「自然のレッスン」は名著だし、料理もしないのに「スープレッスン」は本棚のgood titleコーナーに置いている。映画には「ピアノレッスン」がある。 しかし、レッスンに合わせる単語として、コカコーラ?どんなレッスン?気になって手に取ったのがもちろん出会い。 タイトルが実験的なのに合わせ、中身の方は実験室である。 日記を詩にする試みがあり(「一日」)、写真展で見た写真を、写真A、写真B、と順番にその印象を詩にしたものがあり(「写真展の印象」)、詩にする計画の要素や構想自体が項目別に羅列された詩があり(「Venus計画」)、質問の羅列があり(「質問集」「続質問集」)、ロールシャハテストで見せられる図を見ての印象が詩になっているものもあり(「ロールシャハ・テスト図版I」)、おそらくフィクションの民族が残した詩の和訳がある(タラマイカ偽書残闕)。 言葉が試験管の中で振られて、反応する。煙が出るのか、液体の色が変わるのか。はたまた金ができるのか。実験であり、自由であり、なんだこりゃ、であり、そんなのもアリか、である。 谷川さんの詩は、シンプルで平易な印象が世間一般にある気がするが、こんな実験あってあのわかりやすさが生まれているのではないか。この本の中でも、グッとくるフレーズが、実験の中でキラリと結晶のように浮上してくる。少しいくつかの詩から1行ずつ紹介すると、 「心を めざめさせるのは 痛み」 「そうさ、これは海なんだよ、海という名前のものじゃなくて海なんだ。」 「忘れるな 在る数は1のみ 2より多い数はすべて 幻」 「1がわかれて2になる 2がわかれて3になる 3がわかれて4になる 4がわかれて5になる そのわけは中指に聞け。」 などなど。 詩が好きな方はもちろんのこと、言葉や企画の仕事をされている方にも本棚に常備してもらって、ワンパターンに陥った時や刺激が欲しい時、型を破りたい時に開いてもらうと良いかもしれない。そうですね、コーラ片手に。 タイトルになっている「コカコーラ・レッスン」という詩ももちろん収録されているが、どういう詩なのかは、読んだ人のみが知る、というお楽しみにしよう。 ここに1冊ご提供します。それぞれの個別の状態は以下です。状態の説明と写真をくれぐれもよくご確認の上、お求めください。 A:帯なし。函に若干の使用感はあれど、状態はいいです。 ―――――――――――――――――――――――― ◎商品は、5営業日以内に発送します。 ※お盆休み(8/12-16)や年末年始(12/29-1/3)、  その他随時サイトに記載する臨時の休業を除きます。 ◎もちろんこの本にも、このおまけつきます。 https://goodtitlebooks.stores.jp/items/626351ef728954026de5013e

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