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残り1点
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写真 Jorgen Axelvall 詩 高橋睦郎
roshin books 2017年 中古
3分で読み終えられる。けれども一生忘れない、一生残る。そんな本がたまにある。
そんな本のうちの一冊。
スウェーデン出身、東京在住のフォトグラファーが、東京で撮った写真集。そこに詩人の高橋睦郎さんに依頼し、詩をつけてもらったもの。
夏が夏になる
光が光になる
風が風になる
樹が樹になる
僕も僕にならなければ
で始まる、「なりに行く」、英語タイトル「GO TO BECOME」というその詩は、この本にしか収録されていない。
この書評を書いている今日からちょうど3年前の2020年4月30日。僕は20年勤めた会社を辞め、それから自分の会社を立ち上げた。その日、Facebookに本社を振り返る自分の写真と共に、退職のお知らせをアップしたが、なんとなく、追伸としてこの詩を添えたくなって、引用させてもらった。
別に、以前の会社で自己実現できなかったわけではない。というかむしろ逆で、多分、普通の会社員としてはあまりありえない社と自分のコラボ、仲間たちとの協業ができて、入社当時からは想像もできないようなスペシャルなことがたくさんできた。
けれども、なんとなく、この詩を添えたくなったのは、面白い未来に対する予兆と、可能性の追求に対する冒険心を、何かに乗せて表現したかったからだろう。
写真をめくりながら、ところどころに現れるこの詩を眺めていくと、その読み進めるたった3分の間に、可能性の道を心の中で歩んでいく自分を、読者はイメージできる。
そしてその行き着く先。最後の一文に辿り着いた時、誰もがシビれる。
なぜなら。未来はわからない、誰にもわからない、その未知数の魅力が表現されているから。
一生に出会った詩の中で、一番好きな詩を引用して、新たな船出に出たかったんだと、3年経ってようやく気づきました。
以下に3冊提供します。状態を説明文と写真で確認の上ご購入ください。
A:状態良いです。サイン入り。
B:状態良いです。サイン入り。
C:状態良いです。サイン入り。
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◎商品は、5営業日以内に発送します。
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◎もちろんこの本にも、このおまけつきます。
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