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旅人 ある物理学者の回想

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湯川秀樹 著 朝日新聞社 1958年 中古 旅人というタイトルの自伝があったとして。著者名を隠して、誰のものか聞いたとしたら。まあ普通、当たらないですよね。物理学者のものだとは。 湯川秀樹さんの本は、タイトル的に紹介したいものがたくさんあって。 「目に見えないもの」https://amzn.to/3HE1on6 「この地球に生まれあわせて」https://amzn.to/42fY630 「宇宙と人間 7つのなぞ」https://amzn.to/3UibBgw とか。和歌を詠まれてたからでしょうか。good title ばかり。 その中でまず紹介するならと、ずっとあっためてたのがこちらの本。 文庫でも売ってるけれども、せっかく興味をそそられたなら、こっちで持ってもらいたいなと。昭和33年の朝日新聞社から出版された最初の単行本。本人が生きてらっしゃる時に売られていたものという事実がいいし、さらに表紙のデザインが強い。 そして中身は。 まず、文学的な表現が豊かな点が面白い。「明治- 。その名は私に、アルコール・ランプの上に置かれたフラスコの水が、次第に熱せられて、沸騰してゆく過程を思わせる。」とか。あと湯川さんの特徴として、「横浜港は曇っていた」とか情景描写を、ぽっと、差し込まれることが多い。この点は盗ませてもらおう。 そして、みなさんが気になるところの、どう天才が育ったのか。自分のことを天才とは書いてないが、両親の教育方針がわかるような出来事や会話、学校でのこと、物理学との出会いから研究テーマを絞っていくところなど、いろんな立場の方の参考になることが、書いてある。 「先生に教えられた通りに、答えなければならない学問。そんなものに一生を託すのは、いやだ。」など湯川さんのセリフも線を引きたくなる箇所が多く、また、同時期の寛容な自由な研究室として、コペンハーゲンのボーア(教科書に出てきましたね!)が世界中から評判だった話なども出てきて、教育に携わる人には多様なヒントが散りばめられている。(盗みポイント2) あとは、人生かけて、何かを成し遂げようとするすべての人に、日本のイノベーティブ、クリエイティブな大先輩からの学びがたくさんあることは、この一言を、引用すれば伝わるでしょう。 「未知の世界を探究する人々は、地図を持たない旅行者である。地図は探究の結果として、できるのである。」 この本が出たのは、湯川さんが51歳の時。もう少しでその年齢に追いついてしまう自分としては、この本を本棚の見えるところに立てかけて、様々に影響を受けたいなと。昭和33年の本なので、新品そのものな感じではないけれど、精神を引き継ぎたい人の手元に、この本は、あるといいと思うんですよね。 ここに2冊ご提供します。それぞれの個別の状態は以下です。状態の説明と写真をくれぐれもよくご確認の上、お求めください。 A:かなりの経年劣化。読むのに支障はありません。 昭和33年 初版 B:かなりの経年劣化。読むのに支障はありません。裏に署名あり。 昭和33年三刷 ―――――――――――――――――――――――― ◎商品は、5営業日以内に発送します。 ※お盆休み(8/12-16)や年末年始(12/29-1/3)、  その他随時サイトに記載する臨時の休業を除きます。 ◎もちろんこの本にも、このおまけつきます。 https://goodtitlebooks.stores.jp/items/626351ef728954026de5013e

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