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オリバー・バークマン : 著、 高橋璃子 : 翻訳
かんき出版 2022年 新品
長い間お世話になっている日経新聞の桜井さん(現在は日経リスキリング編集長)に用事があって電話したついでに雑談していたら、時間術の話になり。その延長線上で、彼が月に数回行っているランチタイムのトークセッション、日経リスキリングcafeに出演することになりました。
自分の時間術について、初めて整理してみたのが自分としてもいい経験だった(当然、自分自身、時間の使い方に常に悩む一人。ちなみに動画はこれ https://reskill.nikkei.com/article/DGXZQOLM142GH0U4A310C2000000/ )のと、もう一つ面白かったのが、世の中の時間術の本がお互い全然しっくり来てない、という話。
「だいたいテクニックが書いてあって、いいなと思うものもあるのですが、性格的に合わなかったりで続かず、参考にならないんですよね。」「わかるわかる!」と言った後で、「でもこれ結構面白かったですよ」と桜井さんが取り出されたのが、この本。
「限りある時間の使い方」。
でも、原題の英語タイトルの方が良いので、ここでは「FOUR THOUSAND WEEKS」の方を掲げて、アップしました。
4000週間。というタイトルがなぜついているかというと、80歳くらいまで生きるとして、人生は4000週間しかない、ということから。
「長い目で見れば我々はみんな死んでいる」という、これまたセンセーショナルなタイトルの前書きにこう書いてあり。
「生産性とは、罠なのだ。」
「効率を上げれば上げるほど、ますます忙しくなる。タスクをすばやく片づければ片づけるほど、ますます多くのタスクが積み上がる。」
「締め切りに追われたり怒られたりせず、完璧に効率化された自分が、ついに人生で本当にやるべきことをやりはじめるー。そろそろ認めよう。そんな日は、いつまで待っても、やってこない。」
つまり、この本は、時間をうまく使って、生産性を上げよう!という時間活用テクニック論ではなく、それどころか真逆。
だったら、どう考えたら良いのか?というところを、筆者が集めてきた、時間についての様々な角度からの情報や実験や名言の点と点を線に繋いで教えてくれる。カフェで目の前で話してくれるような雰囲気で、著者と紙の上と脳の中で雑談しているうちに、世の中と自分の時間観がどんどん揺らいでいく。
読み終わったら、291ページ中、ここ参考になるなと思ってページの上を折ってたその数、73ページ。上記の動画より、この本の方が参考になる可能性、大です。
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◎商品は、5営業日以内に発送します。
※お盆休み(8/12-16)や年末年始(12/29-1/3)、
その他随時サイトに記載する臨時の休業を除きます。
◎もちろんこの本にも、このおまけつきます。
https://goodtitlebooks.stores.jp/items/626351ef728954026de5013e