







著:MARCUS KRAFT
BIS Publishers 2013年 新品
これはおそらく、だいぶ前に、海外の美術館のミュージアムショップで見つけたもの。(どうして重いのがわかっていて、いつも海外に行くとたっぷりと本を買ってきてしまうのか。毎回懲りずに。)その中の1冊を、今回洋書として海外から仕入れました。
さてこのインパクトあるタイトル。
DON’T EAT THE YELLOW SNOWって意味わかります?どうやら、犬が通った後のおしっこがかかった雪を食べるな → 明かに間違った選択をするな ということらしいですが、これはフランクザッパの曲からの引用。
著者はスイス人のデザイナーのMARCUS KRAFT。アジアを旅しているときに、土砂降りの雨で、気分を上げるために音楽をたくさん聴いていたら、なんと示唆に富んだ歌詞がいっぱいなんだ!と、旅の途中にバックパッカーたちにどんな曲があるか、と帰ってからも友達たちに聞きまくって、歌詞からいい部分を切り出して、禅語みたいに1ページにワンフレーズを、ドーンと書いて、まとめた一冊。
たとえばわかりやすいところから行くと、「LET IT BE」。これだけ1ページにドーンと書いてある。もちろんビートルズからですね。「BEAT IT」はもちろんマイケルジャクソンから。「GET UP, STAND UP」はドキュメンタリー映画が昨今話題のボブマーレー、「DON’T THINK TWICE, IT’S ALL RIGHT」はボブディランから。「IT’S NOW OR NEVER」はプレスリーの曲からですが、これは林先生の「今でしょ!」ですね。
知らなかったアーティストももちろんたくさんで、Katheryn Williamsからの引用の、「TELL THE TRUTH AS IF IT WERE LIES」 とかおしゃれ。こんなふうに、気になる名言を見つけて、曲を検索して聴いてみる、って流れも新たな出会いがあって、面白いです。(原文とアーティストもちょっとだけページの端に載ってるのでそこから手繰っていく感じです)
IMAGINE. DON’T GIVE UP. DREAM ON. FREE YOUR MIND. GO YOUR OWN WAY. なんて、名言コンピレーションにしても面白いですね。
本屋のレジ横に置いてある名言集的なものや、キャッチコピー大全なんかにも近いけれど、さすがスイス人デザイナー。まとめ方が、おしゃれ。そして、この人、どうやら最近人気のシューズブランド「On」のブランドデザインに関わった人みたい。
パラパラめくって元気を出すのもよし、トイレに置いておくのもよしですが、コピーライターが英語のスローガンの参考書として持っておくのもいいし、マーケッターはじめ企業の方がそっちのセンスを磨くとか企画書に英語入れてみたいとか、そういう使い方もあるでしょうね。
最後に、僕が気になったのを1つ挙げろと言われたら、、「NOTHING IS EASY」 ですかね(Jethro Tullの曲より)。何事も簡単ではない、ある意味、有るのが難しい=ありがとう、ってことでもありますね。
ということで、最後まで読んでいただきありがとうございます!
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