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師匠噺

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浜美雪 著 河出書房新社 2007年 中古 師匠の噺。落語家が師匠について語るインタビュー集。 その師弟は、笑福亭松鶴 x 笑福亭鶴瓶、春風亭柳昇 x 春風亭昇太、柳家小さん x 柳亭市馬、桂文枝 x 桂あやめ、柳家さん喬 x 柳家喬太郎、古今亭志ん朝 x 古今亭志ん五、三遊亭圓丈 x 三遊亭白鳥、春風亭小柳枝・春風亭柳昇 x 瀧川鯉昇、林家こん平 x 林家たい平、柳家小三治 x 柳家喜多八、林家木久蔵 x 林家彦いち、立川談志 x 立川志の輔という組み合わせ。 これは文庫本も出てるけど、このもう売ってない単行本をお勧めしたい。ジャケットの黄色が断然いい(色のおかげでこの本に出会った)のと、文庫本では3組カットされていてる!のでぜひこちらを。 さて。落語の世界の有名な教育システムといえば、 「師匠は確信犯的に教えないでいるんだって、その時わかりました」 という”教えない”という話があり。さらに不思議なのは 「他の一門にはただで教えても、自分の弟子には教えない…これは、ことに東京の落語界ではよく見られる不思議な美風だ」 という文化。他の会社の育成に力貸しても、自社の社員には教えないって、企業じゃあり得ない。もちろん一門や育ち具合によって手取り足取りやるケースもあるみたいだけど、それってどうなってんの?というそこの具合が書いてある。 「落語の師弟の間ではイズムの継承のほうがより大きい意味をもつということなのだ」「だって、落語は誰にでも教えていただけますからね」 そういうところをチラっとだけ抜粋したところで、あとはもちろん読んじゃって欲しい。線引きながら読んでたら、もうほとんどのページじゃん!って形の読書になってしまった。 メチャクチャで、破天荒。人間味、愛がある。弟子の殺し文句も、生かし文句も 「ぐっときたどころじゃない。あん時は涙がぼろぼろとこぼれました」 と、中でお一人が語ってらっしゃる通り、ぐっとくるものばかり。貧乏話もあれば、出世のプロセスもあるので、つい引き込まれちゃう。 この本は誰にでもお勧めしたいのだけど、それは師匠、弟子、つまりマネージメント層や経営者、社員や後輩。その両方の視点から読めて面白く、ためになるから。 「顔見ただけで弟子が何考えてるかわからんでどうする」「弟子に言う小言だって、前の日から練習してるんですから」「うちの師匠がえらいのは失敗を恐れないところなんです」って辺りは、管理職側に学びがある抜粋。 「若い時は飛ばせるだけ飛ばせ。そういうことは若いうちにしかできないから」とかは若手側に向けた抜粋。 21世紀の日本が、世界で唯一の目指すべき教育は「粋な教育」。それでしょう。絶対。 著者の浜美雪さんは、雑誌「SWITCH」の編集者だった方とのこと。さすが落語の本を書かれるだけあって、構成がよくて、落語的な言い回しもあり。そのおかげで、落語に超詳しいわけではない、登場人物25人中6,7人しか知らなかった僕でも楽しむことができましたので安心して手に取ってくださいませ。 ここに1冊再入荷ご提供します。それぞれの個別の状態は以下です。状態の説明と写真をくれぐれもよくご確認の上、お求めください。※背表紙が薄い黄色ですが、日焼けではなく、こういうデザインです。 A:帯なし。若干の使用感はありますが綺麗です。 ―――――――――――――――――――――――― ◎商品は、5営業日以内に発送します。 ※お盆休み(8/12-16)や年末年始(12/29-1/3)、  その他随時サイトに記載する臨時の休業を除きます。 ◎もちろんこの本にも、このおまけつきます。 https://goodtitlebooks.stores.jp/items/626351ef728954026de5013e

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