





長薗安浩 著
ゴブリン書房 2019年 新品
いいタイトルの本屋をやっていると、謎なタイトルの本が「買ってくれ」といつも呼びかけてくる。4、5年寝かせてしまって、今月の紹介となった。
タイトルからは中身を全く想像できなかった。なんとなく予想して読み始めてみたものの、全く当たらなかった。悪い意味でなく、裏切られるわけでもなく。最後の最後に、なぜこのタイトルかわかることになるが、自分も「ネッシーはいることにしよう」と思った。
物語の中に、村田周平という詩人が出てくる。その人は明らかに詩人田村隆一のことで、以前good title booksでも紹介した「言葉なんかおぼえるんじゃなかった」(田村隆一のインタビューをこの本の著者が聞いてまとめたもの)
https://goodtitlebooks.stores.jp/items/66162c395192010c1ddda373
のある意味続編と考えることもできる。
知って気持ちのいい名言が、たくさん出てくる。それに出会えるのも、この本の良いところ。つまり、ネッシーと田村隆一に出会える。
――――――――――――――――――――――――
◎商品は、5営業日以内に発送します。
※お盆休み(8/12-16)や年末年始(12/29-1/3)、
その他随時サイトに記載する臨時の休業を除きます。
◎もちろんこの本にも、このおまけつきます。
https://goodtitlebooks.stores.jp/items/626351ef728954026de5013e