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A
¥11,000
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B
¥9,900
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C
¥8,800
残り1点
仲條正義 作
資生堂ギャラリー 2012年 中古
他の本屋ではタイトルの器が大きすぎて持て余すだろう。うちの本屋に置くべきである。そう思って、じっくりじっくりと古本を3冊集めた。
2012年の資生堂ギャラリーでの仲條正義さんの図録。独特の味わいのポスターの展示だったようだが、それは原画を濡らしてデジカメで複写したから、らしい。
20年前、先輩にくっ付いての仕事だったが、仲條さんに数度お会いしたことがある。新しい酎ハイのパッケージをお願いに行ってデザインしてもらった。商品化には至らなかったが、仲條さんと会えたという財産が残った。仲條さんの事務所は今までで行ったことがあるデザイン事務所の中で一番じゃないかと思う。別にオシャレだから、とかではない。機能的で自然体。実力がある人ほどそうだろう。Macもなかった。アシスタントの方(と言ってもすでに40歳後半だった)に「おーい、これ大きくして」と言われ、コピー機でその方がサイズを変える。その紙が、いくつかサイズ違いで、テーブルに置かれる。そんな感じ。アナログが生み出す粋。そのオシャレさ。その強さ。そういうものを若い頃に見てしまったから、見栄があるニセモノは、鼻に突くようになってしまったのだと思う。偽物のダイヤを見分けるためには、本物をたくさん見ること、と宝石商が言ったとか聞いた覚えがあるが、それと同じ。本物に出会って、本物を見る、それが仕事と人生の財産。
この本は図録と言っても薄いです。仲條さんの文章(いつもながら仲條さんの文章はデザイン同様とても素敵)と、デザイナー葛西薫さんが寄せたコメントが1Pずつ載っていますが、言葉もそれくらい。
このタイトルの本を所有できるって喜びはあるけれど、これは玄人向け。なので、仲條さんから何か盗み取りたいプロ、仲條さんファン、の手に渡るのが正解じゃないかと思っています。
タイトルになぞらえれば、仲條さんのことを忘れちゃわない、思い出す、ために、在庫を抱えてみる。忘れられるわけないですが。
ちょっと値が張るけど世の中にないんで、すみません。売れなくても大丈夫。僕がずっと持ってる。
ここに3冊提供します。それぞれの状態と写真をご確認の上、ご購入ください。
A:新品同様。
B:表紙に若干の使用感がありますが、綺麗です。
C:表紙に若干の使用感がありますが、綺麗です。
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