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中沢新一 著
講談社学術文庫 2014年 (中公文庫1992年の再版) 中古
「こんな具合に、カタルーニャの運命を決するような事件は、なぜか3という数字につきまとわれているのですよ。」
ピカソ美術館の近くの古書店の店主が教えてくれた、バルセロナの秘密の数、3。その秘数について迫る旅行記。
カタルーニャ地方という三角形の土地にあり、三度大きな戦争を仕掛け、フランスのブルボン王朝とナポレオンに三度激しい抵抗の戦争を行い、3回共和国ができ、カタルーニャの国旗は3x3の9本のストライプでできていて、名前のCATALUNYAも3x3の9文字。etc。
「ジョアン・ミロの絵の中で、3が踊る。アナーキストの手にした爆弾に、3がはじける。カザルスのチェロで、3が歌う。ワインと一緒に3を飲みほす男たち。女は3に恋をしている。」
って聞いたら、バルセロナに行ったことある人はもちろん、まだ行ったことないけどいつか行きたいと思っている人も、読みなたくなるのが人情というもの。
これで思い出したのは、バルサのサッカーのこと。たとえばこの記事にもこうある。
https://www.nikkei.com/article/DGXZZO38338520X20C12A1000000/
「基本的にはシャビとイニエスタとメッシでつくる三角形でパスを回す。その三角形でゲームを動かしていると言っていい。そこにビリャやアウベスや、ほかの選手がどんどん絡んでいく。」
しばらくバルセロナに住んだことがあるけれど、覚えているスペイン語も3拍子が多いかも?バゲットにトマトを塗った「パン コン トマテ」とか。そこまで行くと、考えすぎかな?
(ちなみにバルセロナにいた頃のブログはこちら。もう18年も前のことだけれど。 https://kuranarihi.exblog.jp/4835259/ )
中沢新一さんの本はアースダイバーも持っているけど読んでなかったから初。とても惹かれる美しい描写もあるけれど、同時に一番難しい旅行記だったかもしれない。でも、バルセロナに行く人はこれを持っていくとより楽しめるのは間違いない。
いずれにせよ裏にある秘密というものは面白い。さて、日本だと、秘数は何かな?
1?それとも八百万?
ここに2冊提供します。それぞれの状態をご確認の上、ご購入ください。
A:綺麗です。
B:少々の使用感はありますが、中は綺麗です。
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