





yuji 著
光文社 2020年 新品
Web2.0 以降、様々なものに「2.0」が付いてきた。先日も政府は、地方創生2.0なんて発表していたが、〇〇+2.0のネーミングで、そんなに面白いと思えたものはない。
そんな中、史上最大にでかいものに2.0がくっついて、抜群に目を引いたので手に取ったのが「星2.0」。
でも、占星術の本となると、このgood title booksで紹介するのは、好みが分かれるなあ、、と思ったが、これが面白かった。
まず、前書きが共感できる。
『星とは「牡羊座だからこうなんだ!」などと、私たちを「」(かっこ)に入れたり、決められた形で縛っていくものでは決してありません。』
うんうん。よかった。縛られるのは嫌いです。
『むしろ、牡羊座だからこういう可能性もあるかもね、こういう展開も期待できるかもねなどと、まだ見ぬ新しい可能性や秘めたる潜在能力に気づく、そのヒントやきっかけをくれるものであり、非常に有益な自己発見を促すツールだと思います。』
『星・占星術とは(中略)、私個人としては本来のレールから外れてしまった魂たちをもとのレールに戻すお手伝いをするツールであり、また、活人術でもあると思っています。』
なるほど、ツールなら、自由度がある。他にも、
『心理学、料理、代替医療等とも掛け合わせることもできる、非常に拡張性の高いものでもあります。』
『オーケストラを想像していただくとわかりやすいかと思います。バイオリンがいて、チェロがいて、コントラバスがいて、クラリネットがいて、オーボエがいて、ピアノがいる・・・・・・といったように、太陽から冥王星までの十の天体それぞれが異なる音色を出し、その音の集合体が宇宙の音楽として太陽系に響き渡るさまを描き出したのがホロスコープ』
『今日はいったいどんな音が鳴るのか、来月はいったいどんな協奏曲なのか、おや、来年はそうとう激しいテンポでこれは奏者も大変そうだぞ!とか、宇宙の意思は星々のスコアを経由し、こうもリアルに私たち地球に生きるものに伝わってくるものなのです。』
『これほど素晴らしい星々からのメッセージ、組曲を「当たっているかどうか」といった風にジャッジする、その観点だけで見るのは非常にもったいないように思います。』
と言った感じで、自然体で、表現も面白い。
これなら良いぞと、自分の項目「蠍座」を読んでいくと、、"面白い"が、"凄い"に変わる。
なぜなら、「頑固」とか「中庸がなく極端」とか、そういうのは普通の星占いと同じ感じで当たってるな、と思うが、表現する言葉が、具体的すぎて、自分のために書かれたんじゃないかと思うものが連発される部分がある。
2文だけ引用すると、
『正攻法やど真ん中ではない、どこか「やんちゃ」なやり方で』
はい。このgood title booksはまさにそうですよね。極め付けはこれ。
『表立って見える世界をA面と仮定するならば、見えない世界はB面ということができます。(中略)そして、そのB面とは蠍座が全面的に担当するものでもあります。』
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、僕は前勤めていた会社で、副業とか趣味といった、メンバーの個人的な側面=B面を活用した特殊新規事業チーム「Bチーム」を作っていたのです。なんでこんなにピンポイントに!?
他の人のページも読んであげたところ、なんでその単語使う!?ということ頻出だったので、ぜひ皆さんもめくってみてほしいところです。特に飲み会に1冊あると盛り上がりますよね。
こんだけ当たってるとチームメイク、マネージメントにも使えるでしょうね。
――――――――――――――――――――――――
◎商品は、5営業日以内に発送します。
※お盆休み(8/12-16)や年末年始(12/29-1/3)、
その他随時サイトに記載する臨時の休業を除きます。
◎もちろんこの本にも、このおまけつきます。
https://goodtitlebooks.stores.jp/items/626351ef728954026de5013e