



パオロ・マッツァリーノ著
新潮社 2015年(新品)
この本のタイトルを見て、おっ!と思った方は、「前はこうだったのに」とか「最近の若手は」とか、言われてイラッとした経験がある方だと推察する。そういう方にこの本はぜひともオススメしたい。
リモートワーク から出社する回数が増える中、この本をぜひデスクに置いて欲しい。特に高圧的になんだかんだと言ってくる上司の目に付くところに。魔除けとして遺憾なく効果を発揮するだろう。
中身は?というと、これもかなり面白い。イメージや風習で「昔は良かった」と言っている現象について、データや過去記事といった、エビデンスで切り込んでいく。日本版FACTFULLNESSのライトな新書版、と言ったところか。
クリティカルシンキング(批判的思考)が必要だと文科省も、研修会社もコンサルも騒いでいるが、この本は、それの塊。がんがん批判する。
著者は謎の人物。イタリア生まれ、と、なっているが、仮にそうだとしても、日本人でたまたまイタリアで生まれたんじゃないかな?日本語でのシニカルジョークの技の繰り出し具合が半端ない。皮肉の言い回しの参考書としてもこの本は秀逸。
作る前には壊さなければいけない、と人々は言う。新しい未来を作るために、慣習を破壊する武器として1冊持っておくのは、安すぎる投資だと思う。
さあ、いろいろぶっ壊して新しい未来を作ろう。
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