香山哲 作
イースト・プレス 2020年 新品
本屋をやっていると出会いがある。本や文章とはもちろん出会うが、人とも出会う。たとえば、著者が来訪、ってことがある。
今回は、くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話
https://goodtitlebooks.stores.jp/items/62e234dad8893728d376e1c7
の著者のヤマザキOKコンピュータさんから連絡あり、寄ってくれた。で、続編「お金信仰さようなら」についての感想を含めて、色々おしゃべりして、楽しい時間を過ごせた。
が、今回はその続きがある。
その本 https://amzn.to/3O87AKW をそのままテーブルに置いておいたら、次のお客さんであるアートディレクター古谷萌くんがそれに反応する。
「香山さん、いいっすよね〜」
著者の方じゃなくて、まず、表紙の絵を描かれた方の方に。凡才の僕にはその絵は不思議だから、良さがパッとは分かってなかった。
「ヤマザキさんの本、それで気になってて、買おうと思ってたんですよね。今ポチろうかな(ポチッ)」そして、再び香山さんの話、続く。「香山さんの漫画、好きで。『ベルリン うわの空』いいんですよね。じわじわときて」
天才である古谷くんが言うなら間違いない。古谷くんはヤマザキさんの本をポチり、僕は香山さんの本をポチる。そして、じわじわ来るなら、ゆっくりした時間の流れる、土曜日の夜に、と、土曜日を待って読む。
2007年ベルリンに2回行ったことを思い出しつつ。夏なのに寒くて。パンは堅くて(悪い意味じゃなくて堅い系の酸っぱいパン)。街はけっこう空き地があって。
時代は少し違うけれど、その街に移り住んで、そこで「なにもしていない!」と、言いつつ、じっくりと、人生と世界とについて、ゆっくり思考を醗酵させて描かれた漫画。だから、じわじわくる。たしかに。
ちょっと深く息吸ってないなという、じっくりと物事考えたい人にお勧め。ゆっくりした時間の流れが、体に入ってくる感じがする。
僕も、また読み返す。何度も噛みしめるように。堅くて酸っぱいドイツのパンを食べる時のように。
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◎もちろんこの本にも、このおまけつきます。
https://goodtitlebooks.stores.jp/items/626351ef728954026de5013e