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残りものには、過去がある

649円

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中江有里 作 新潮文庫 2022年 新品 ※ご注意:サイン本ではありません。 ネットで、神戸新聞のエッセイを見た。面白い筋で、意外な結末で裏切られたのを覚えている。 作者の名前は、中江有里と書いてある。同じ名前の女優さんを、高校の同級生が好きだったな。なんて、多分遠い目をしながら、思い出に浸っていると、プロフィール欄に「女優・作家」と書いてある。同一人物ではないか。 このエッセイが面白かったから、本屋をやっている身としては、作品を読んでみたくなり。このgood title booksで販売できるように、良いタイトルの本があったなら、まずはそれから…と、調べてみると、あった。そして出会ったのがこの本。 「残り物には、過去がある。」 そんな経緯がなくても、読んでみない手はないgood title。 エッセイ同様、話の構成がまずイケてる。オムニバス形式で、短編が続いていく。まず最初の舞台は結婚式。主人公は20代の女性。ネタバレ予防でここは割愛するが、なかなかアバンギャルドな理由で参列している。 その第1話の結末まで、面白く読み終わり、2つ目の話を読み始める。主人公は広告代理店勤務の40代男性。その舞台も、結婚式。読み進めてわかるのだが、この本の6話の舞台は全部、同じ結婚式。そこに参列する登場人物たちの、視点違いのストーリーが展開される。凝ってるのが、1話で出てきた人物が、他の物語で、同じテーブルで参列していたりする。 そして、最終話では、新郎(&新婦)が主人公となり、トータルとして結末に向かい、全ての伏線が回収されていく。 なんで、こんなに、多数の登場人物を描けるのだろう。立場違い、年齢も若干違う男女の心の動きを。そう思った時に、作者の肩書きとも辻褄が合う。女優として、いろんな人の人生を演じてきたからじゃないか。 タイトルの話をすると、goodなタイトルの分類では、「有名フレーズのワンツイスト系」にカテゴライズされる。元の言葉(蛇足ですが、残り物には福がある、ですね)を知っているから、安心しつつ、裏切られる。安心しつつ、新しい。 今まで紹介してきた中では、「センス・オブ・何だあ?」(センス オブ ワンダーのアレンジ) https://goodtitlebooks.stores.jp/items/63be51dd4334105a3ca98e8d や、WE HAVE A DREAM(キング牧師のスピーチのアレンジ) https://goodtitlebooks.stores.jp/items/626a6bf62772b968bc3a7634 と方法論としては、同じだが、やはり「過去」の単語が効いている。 残り物には、過去がある。でも、福もある。だから、読後感も良く、安心してオススメできる。 自分たちの過去も、毎日紡いでいる日常も、全て未来への伏線なんだな。なんて、読み終わった後、自分の人生について、思いを馳せたりも、して。 追伸:実は、さらに話には続きがあり。この本を紹介しようと思っていた矢先。中江さんとイベントでご一緒することになりました。20代向けの(面白い)投資のカンファレンスで。20代以外でも参加可能なので、この本を読みつつ、参加してもらったら面白いかと思います。 https://104con240130.peatix.com/view ―――――――――――――――――――――――― ◎商品は、5営業日以内に発送します。 ※お盆休み(8/12-16)や年末年始(12/29-1/3)、  その他随時サイトに記載する臨時の休業を除きます。 ◎もちろんこの本にも、このおまけつきます。 https://goodtitlebooks.stores.jp/items/626351ef728954026de5013e

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